トランプがあまり得意ではない昼からのみはるが、これだけは覚えておきたいトランプの基本テクニックを紹介する特集です。
取材・文:昼からのみはる(P&M所属) 編集・写真:PTG(P&M所属)
トップストックシャッフル
混ぜてるのに…上はそのまま。
〜トップストックシャッフルという“静かなる支配”〜
カードを混ぜるとき、普通は順番が変わります。
でも──マジシャンは、必要な部分だけは絶対に崩さない。
今回紹介するのは、デックの上部分(トップストック)を守りながら、
見た目はしっかり混ぜているように見せるテクニック。
それがトップストックシャッフルです。
観客の目には「公平なテーブルシャッフル」。
でも上のカード数枚は──まったく動いていません。
どんな技?
- テーブル上で行うリフルシャッフルの一種
- 上の数枚をそっくりそのまま残しながら、残りのカードだけを混ぜる
- 見た目は完全にランダムに混ざったように見える
どんなときに使える?
- 観客の選んだカードをトップにキープしたいとき
- ルーティンの仕込み状態を崩さずに“混ぜた感”を出したいとき
- 次の技法につなげるためにトップ数枚の順番を維持したいとき
仕組みのざっくり
- デックを2つに分けるとき、トップストックを含む塊を片方に残す
- リフルで混ぜるフリをしながら、トップ部分を混ぜずに温存
- 最後にカットやスクエアで自然にまとめる
やりがちなミス
- リフルの音やリズムが不自然
→ 本当に混ぜている人の動きを観察して真似すること - 手元を見すぎて「怪しい雰囲気」が出る
→ 目線は観客へ。手元は“慣れた風”で動かす - ストックを多く取りすぎて不自然になる
→ 初めは3〜5枚程度から練習すると自然さが保ちやすい
昼からのみはるTips
- “混ぜ慣れてる人”のテンポと動きを身体で覚える
- 最後のスクエア動作で堂々と手を離すと、混ざった感が増す
- 他のフェイクシャッフルと組み合わせると、より説得力が高まる
のみはるのヒトコト
トップストックシャッフルは、**「混ぜたフリで仕込みを守る」**というマジックの本質を体現した技法。
地味に見えて、演技全体の成否を左右する大事な役割を担います。
この“静かな支配力”を身につければ、あなたのカードコントロール力は一段上に。


